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パリで話題のポートレート写真家、ジュリアン・ミニョ。

  • 2018.8.7
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オリジナルな発想で時代に風穴を開け、見たことがないものを創る。エネルギッシュな勢いのある、若手クリエイターたちにインタビュー。

|パリ|

描き切れない何かを探る、ポートレートの魔術師。

ジュリアン・ミニョ(写真家)

 

Julien Mignot

1981年、フランス・クレルモンフェラン生まれ。独学で写真の道に進み、ポートレートを中心に日刊紙や女性誌で活躍する。書籍『96 Months』や短編映画『Sous la Peau』をフランスで発表予定。

 

リベラシオンやル・モンドなど有名紙で活躍する写真家、ジュリアン。政治家や俳優が一瞬だけ覗かせる素の表情を捉えたポートレートで知られ、宇多田ヒカルのアルバムのカバー写真を手がけて日本でも注目を浴びた。「ポートレートは相手とのコラボレーション。描き切れない、相手の何かを探すこと」と話す。どこに行くにもカメラを手放さず、毎日撮り続ける写真は、風景あり、人あり。「目に訴えるものなら何でも。共通点は僕が撮ったことだけ」。そうした写真を毎月セレクトし、その時聴いていた曲のプレイリストと文章を添えて日記にまとめてきた。その8年間の日記がギャラリーに見いだされ、『96 Months』という個展を開催したばかりだ。「仕事以外の写真は自由。自分のスタイル探しのラボだよ」と語る彼の新プロジェクトは、世界中のウェブカムをテーマにした写真や、壁に貼られた写真が見る世界を描く短編映画。新しいことへの興味を原動力に彼の世界は広がっていく。

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