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バカンスや高級スパだけじゃない。「セルフケア」を見直そう!

  • 2018.8.6
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Women's Health

“セルフケア”と聞いて真っ先に頭に浮かぶのはどんなこと? 高級なスパに行ったり、休みをとって旅行に出掛けること? ときには自分にご褒美を与えてあげるのも大切だけど、それと真の意味でのセルフケアは少々別物のよう。じつはセルフケアって、お財布の紐をゆるめずにできるシンプルなことみたい。

セルフケアはいま流行りのバズワード。でも、あらゆるトレンドがそうであるように、このバズワードは過去にも流行った形跡が。実はこの言葉、1960年代に医者たちが作ったもの。当時は睡眠や運動など人間の基礎的な部分を包含した言葉だったそう。ところがソーシャルメディアの誕生や、再度この言葉を使うようになったマーケティング戦略の影響で、いまやセルフケアが高級なフィットネスクラスのメンバーシップや、お高めのスパに通うことを指すように。

でも、それでは日々を健康的に生きることではなく、セルフケア自体がゴールになってしまうリスクも。たとえば豪華な旅行は、誰の手にも届くものじゃない。米心理協会が公開したある研究によると、こういったセルフケアのマーケティングでは、有色人種やあまり裕福ではない人たちが痛手を受けてしまいがちなのだとか。

現在500万もの写真が#SelfCareというハッシュタグとともに投稿されているけれど、投稿されているのは高価なスキンケアキットやフレッシュプレスされたジュース、それから手作りのココナッツワックスキャンドルといった類のものばかり。

その一方で、これらを手に入れられる金銭的に余裕がある人たちにはまた別の、危険な罠が待ち受けている。「これをしなきゃ、あれを買わなきゃ、あなたには価値がない」。そんなメッセージが秘められているからこそ、それらができていないと、「自分は失敗」だと思い込んでしまうのだとか。

セルフケアのそもそもの概念は、ストレスを増やすことではなく、ストレスを減らして、高血圧や糖尿病などの病気のリスクを下げること。だからこそ、当初の解釈を思い出して。つまり、自分へのご褒美ではなくて、セルフケアは何もなくてもできるシンプルなこと。そこで私たちはウェルネスの専門家たちが考えるセルフケア、そして女性がもっと輝くために使えるセルフケアのアイディアを教えてもらった。

ジェシカ

「セルフケアは、意識して自分のために何かをする時間、かな。たとえば瞑想をするでもいいし、風邪をひいたときはお医者さんに診てもらう、でもいいと思うの」

ラサム

「自分のベストが引き出せる選択が下せるように、とにかく今を生きること。ソーシャルメディアを見ると、自分が劣っている気がする? それなら、見なければいい。それでもチェックしてしまうなら、その理由を探ること」

ローレン

「個人的には、日常的に挑戦から自分をどう解放してあげるかが大事だと思う。たとえば大切な人を疎遠に感じているのなら、週のどこかで電話をする時間を設けるとかね」

エリン

「セルフケアの取り組み方って、年齢と共に変わっていくもの。たとえば若いころはダイエットやクレンズにこだわっていた。いつかベストな自分に出会える、って信念をもとに。でも、今は自分を支えてくれる友達との時間をセルフケアと捉えているわ」

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

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