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スパイスの香りで食欲アップ!「辛くないカレースープ」【今日の時短ごはん Vol.76】

  • 2018.7.31
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こんにちは。料理研究家の越野美樹です。
気温の高い日が続くと、カレーが食べたくなりますよね! 定番のカレーにあきたら、さっぱりサラリと食べられる「辛くないカレースープ」はいかがですか?

暑い日には水分を一緒に取れるスープを添えたいところですが、汁物は子どもが残すこともありますよね。スープに子どもの好きなカレー粉を加えると、最後まで飲み干してくれますよ。



スープにはかつお節、昆布、しいたけなどの出汁がつきものですが、今回ご紹介する「辛くないカレースープ」はオイルで野菜を炒めてコクを出すから、出汁いらず。コンソメや出汁パックなどを使わなくても、野菜の甘みとうまみがたっぷりと感じられるスープです。辛さが控えめなので、小さいお子さんもパクパク食べられます。




今回ご紹介する「辛くないカレースープ」はカレー粉の他に、ターメリックを使います。カレー粉の中でも、ターメリックは辛さではなく、色付けや香りを担当するスパイス。植物の根っこ独特の苦みがありますが、油で炒めることでまろやかになります。

香りを生かすスパイスは最後に入れますが、ターメリックは最初から野菜と一緒に炒めるのがオススメです。小さいお子さんにはカレー粉を控えめに、後から大人用にカレー粉やチリパウダーを足すと満足感が増しますよ。イエローカラーが楽しいカレースープなら、きっとお子さんもスープを最後まで飲み干してくれますよ。



スープを作るときに、先に炒めるものだけ切って火にかけ、炒めている間に他の野菜を切ると時短につながります。にんにくは焦げやすいので火を入れる前にオリーブオイルの中に入れ、玉ねぎは甘みを出すために最初に炒めるのがオススメ。

にんじんやエリンギは油と相性が良いのでその次に炒め、じゃがいもは溶けやすいので水を加えてから入れましょう。厚揚げはさっと火が通ればよく、エビは火を入れすぎると固くなるので最後でOK。

スープが沸騰してしばらくするともうでき上がり!食材の特性をつかめば、あっという間に具だくさんの香り良いスープが仕上がりますよ。

■辛くないカレースープ

調理時間 15分

レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹


<材料>4人分
玉ねぎ 1コ
にんにく 1片
にんじん 1/4本
エリンギ
じゃがいも 1コ
厚揚げ 1枚
小えび 12尾
オリーブオイル 大さじ1
ターメリック ひとつまみ
カレー粉 小さじ1
しょうゆ 大さじ2
かたくり粉 大さじ1
水 1リットル


<作り方>
1、玉ねぎはさいの目切りに、ニンニクは輪切りにする。

2、鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にし、玉ねぎ、ターメリックを加えてを木べらなどで炒める。

3、にんじんとエリンギをさいの目切りにし、2に加えて木べらなどで炒める。

4、水を入れて中火にし、さいの目切りにしたじゃがいもを加える。

5、一口大に切った厚揚げ、小えびを加え、じゃがいもに火が通ったらカレー粉、しょうゆを加え、同量の水で溶いたかたくり粉を木べらなどで混ぜながら加える。


ほんのりスパイシーで、暑い日にも食欲をそそるスープです。子どもが喜ぶ飲み干しスープ、家族でバランスを取りながら楽しめます。具だくさんで一品で栄養満点のカレースープです。

■「カレースープ」のアレンジ例

●アレンジ「カレー風味の汁ビーフン」



辛くないカレースープ」の仕上がりにビーフンをそのまま加えれば、「カレー風味の汁ビーフン」のできあがり!ビーフンはゆでずにそのままスープに入れられるから、わざわざ別に麺をゆでたりご飯を炊いたりする手間がありません。ツルツルと食欲も進みますよ。

暑い日に、炒めながら切りながら、あっという間に仕上げられる一品完結スープ、簡単でオススメです。

(越野 美樹)

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