イイ女は頑張らない！「メラメラ燃えるカラダ」になる究極の方法って？

『美ジョガー』という言葉が流行るほどですし、スリムな女性も多い日本にいると、女性の運動習慣が増えてきていそうに思えますが、データ上ではまだまだ運動習慣が定着している女子は少なそうです。

厚生労働省の平成24年度国民栄養・健康調査によると、全世代のなかで、運動習慣がある人の割合は“30代の女性が13.9％と最も少ない”という結果で、僅差で20代女性が14％。

これが逆に40代になると18％とあがり、50代では24.5％、60代になると40.1％と増加しているのです。

この背景には40代以降になると“美”を意識するだけでなく、加齢とともに“健康”に不安を持ち始めるということもありますが、20代30代の女性は子供がいればまだまだ手がかかる年齢でしょうし、子供がいなくても仕事をしていれば、毎日忙しくて運動している時間がないという生活習慣も少なからず影響していそうです。

 でも、そんなヒョロヒョロ女子たちには太りやすい未来が待っているのを、ご存じでしょうか。

 

■痩せているアラサー女子ほど太りやすい!?

ダイエットの個人指導では必ず“運動を取り入れ、筋肉を増やす”よう指導して、その結果クライアント様の落とした体脂肪を合計すると300㎏を超える筆者。

同調査では体脂肪率の調査結果はないのですが、肥満率（BMI値を根拠とする）結果について見てもやはり運動の重要性が示唆されています。

肥満とみなされる“BMI25”以上の20代女性はなんと7.8％しかおらず、「痩せ」とみなされるBMI18.5以下の20代女性は21.8％、実に5人に1人が「痩せ」であるといいます。

30代女性では肥満が12.1％「痩せ」が17.1％、40代女性は肥満が16.2％に対し「痩せ」が11.1％という結果。加齢とともに肥満率が上がり、「痩せ」が減少するのは20代30代の食事制限だけで運動を取り入れない減量法で筋肉が衰え脂肪が付きやすくなっている故の結果だと読み取れます。

 

■基礎代謝ＵＰはアラフォーからでも余裕で可能！

このように、「20代じゃないから基礎代謝も落ちてるし……」という言い訳は間違ってはいませんが、筋肉は60代からでも70代からでも鍛えれば増えていきます。筋肉量が増えれば当然、基礎代謝も上がり、太りにくく痩せやすい体質を作る事が出来ますので、諦める必要はまったくありません！

 

■時間がなくても出来る「ながら筋トレ」でグングン差がつく

仕事や子育てに毎日、忙しくてなかなか運動に時間が取れない！そんな人にオススメなのが“ながら筋トレ”です。

＜歯磨き筋トレ＞

●歯を磨きながら、足を肩幅に開いて立ち、8秒数えながらゆっくり腰を落とします。この時に“膝がつま先より前に出ないよう”に注意して下さい。

●太ももと床が平行になったら8秒キープ。

●そしてまた8秒数えながらゆっくり立位に戻り、完全に膝を伸ばさないうちにまた腰を落とす。

これを歯磨きの間繰り返すだけでも、太ももにある大きな筋肉に負荷がかかりイイ筋トレになります。

「足が太くならない？」との不安の声も良く聞きますが、女性は筋繊維が男性より細く、よほどハードなトレーニングをしないかぎり筋トレで太くなるようなことはありません。

太ももや背筋といった大きな筋肉を鍛えるのが一番、基礎代謝を上げやすいので、このスクワットのようなスロートレーニングを1日5分、取り入れられてみてはいかがでしょうか。ハードなトレーニングに疲れて日々続けられないのでは意味がないので、この位の負荷がむしろバッチリなのです。

 

食事を減らして体重を落としても筋肉が減ってしまえば、リバウンドは必至なのです。体重にとらわれず筋肉をつけ、基礎代謝の高いイイ女を目指しませんか？

（トータルヘルスナビゲーター：SAYURI）