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疲れを取るためのコンディショニング。

  • 2018.7.20
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疲れを取るためのコンディショニング。
2018.07.20 12:00
寝ても取れない疲れを抱えながら、仕事も遊びもまだいける、と思っているならご用心。脳と体にあふれるほど疲れが溜まると、寿命を縮めてしまうかも。『VOGUE JAPAN』8月号ではいろんなリカバリー術に提案。ウェブサイトではその中から、デイリーにできるコンディショニングをお届け。

セルフメンテナンスできる簡単コンディショニング。


「疲れを感じる人は、鍛える前にまず体を整えるべき」。いち早くコンディショニングの重要性を説いていたトレーナー、有吉与志恵さんはそう断言する。「生きることは重力に逆らうこと。不調は結果であり、原因ではありません。立つ、歩くだけでなく、座るという動作はとくに負担が大きく、長時間のデスクワークを続けると背骨や骨盤が歪みやすくなります。脳と密接に関わる背中が歪めば、自律神経のバランスが乱れたり、免疫力の低下に。また背中側の負担と前側の筋肉のバランスが崩れることも疲労感の原因」。


それを回復させるはずの睡眠だが、筋肉が硬くなり歪みが強いと正しく眠ることも難しい。「背中が硬いと仰向けに寝たとき腰が浮き、寝返りも打ちにくくなります。理想は布団に背中がピタッとつくこと。寝返りの原理を応用したリセットコンディショニングは、縮んだ筋肉を元に戻すのが目的。軸が整うことで、無意識で正しいポジションが取れる疲れにくい体に」

Working
椅子に背中を預けると骨盤が後傾。お腹とデスクの間に丸めたタオルやゴムボールを挟みお腹に押し当てながらデスクワーク。自然と前側のコアの筋肉が働く。

Home Care
①仰向けに寝て膝を立て、首の下にタオルを丸めて入れ、両膝と足先は閉じる。腰幅を超えないように膝を小さく右に振り、左に振り、交互に繰り返す。


②両腕を天井に向けて上げ、両肩を床から上げて左右の腕を同時に小刻みに上げ下げし、さらに左右交互に上げ下げする。


③両手で腿裏を支えて太腿が垂直になるまで上げる。膝を胸に向かって小さく引き寄せ、息を吸いながら垂直に戻す。



話を聞いたのは……

有吉与志恵さん

コンディショニングトレーナー。日本コンディショニング協会会長。運動指導歴30年以上。筋肉を整えることで体調や体型を改善できる独自のメソッドを開発。

Illustrations: Yoco Nagamiya Text: Eri Kataoka Editors: Yu Soga, Yui Sugiyama

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