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火と水の祭典「天神祭」の締めくくり「天神祭奉納花火」が夜を焦がす

  • 2018.7.14
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東京の神田祭、京都の祇園祭と並んで日本三大祭りのひとつである「天神祭」の歴史は1000年以上。毎年7月24日の宵宮祭に始まります。25日「本宮」のメインは、大阪天満宮から天神橋北詰までの約3㎞を時代絵巻のような衣装をまとった総勢約3,000人の行列が練り歩く「陸渡御(りくとぎょ)」、大川に約100隻の船が行きかう「船渡御(ふなとぎょ)」、祭りの締めくくりに夜空を彩る「奉納花火」。火と水が織りなす幻想的で風情あふれる光景は、一度は見てみたい大阪の夏の風物詩です。

「天神祭奉納花火」の概要を知っておこう

日程

2018年7月25日(水)19:30~20:50 雨天決行、荒天中止、順延なし

打ち上げ数

約4,000発~5,000発(年ごとに違いあり)

昨年の来場者数

約130万人

打ち上げ場所・行き方

「大川」の東岸(大阪市都島区)の「桜之宮公園会場」と、西岸(大阪市北区)にある造幣局本局横の「川崎公園会場」の2地点から打ち上げられます。

桜之宮公園会場の最寄り駅はJR大阪環状線「桜ノ宮駅」もしくはJR東西線「大阪城北詰駅」。川崎公園会場へはJR東西線「大阪天満宮駅」、JR大阪環状線「天満駅」、OsakaMetro堺筋線「扇町駅」、京阪・OsakaMetro谷町線「天満橋駅」。それぞれ徒歩10~15分ほどの距離です。

駐車場

会場周辺に特設もしくは臨時の駐車場はありません。会場西側エリアは15時過ぎ、東側は18時から交通規制がかかり、歩行者も非常に多く混雑するため公共交通機関のご利用がベスト。

どうしても車で来場したい場合は、会場近くの駐車場を予約して昼過ぎに駐車するか、国道1号線より北の中崎町エリアもしくは土佐堀通より南東の京橋・鴫野エリアに駐車し、1駅電車に乗って現地入りするのがおすすめです。

トイレの場所

各駅や桜之宮公園内の公衆トイレに加え、例年仮設トイレも設置されていますが、会場近くのトイレは非常に込み合うためたどり着くまでにも時間がかかります。

藤田邸跡公園、OAPプラザ、天満橋駅すぐのOMMビル、桜宮橋を東に渡った先にあるドン・キホーテなどの施設内にもありますが、ある程度待つのは覚悟の上でご利用ください。

「奉納花火」のみどころは「紅梅」と「文字花火」

例年奉納花火のオープニングを飾るのは天神祭オリジナルの花火「紅梅」。菅原道真がまつられている大阪天満宮にちなんだもので、大輪の梅の花びらが夜空に咲き誇ります。川崎公園会場で上がる最大10文字の「仕掛け花火」は、30基の予定。どれもユニークで見逃せません。

クライマックスでは集合した約100隻の船の篝火や提灯の灯りが水面に移って幻想的な雰囲気を醸し出す中、眩い閃光のような花火の煌めきが周囲一帯を明るく照らす大迫力の光景が広がります。

観覧席・船上で大満喫「有料席」チケット情報

天神祭奉納花火特別観覧席

源八橋下流の打ち上げ場所すぐ横に位置する「大阪ふれあいの水辺」に用意されている観覧席。船渡御を見ることはできませんが、迫力満点の花火を楽しむことができます。

椅子に座って鑑賞できる「テーブル指定席」はご家族やグループで楽しみたい方におすすめ。1テーブル22,000円(4人席、1人5,500円)で、バラでの購入は不可。自由に場所をとれる「砂浜自由席」は椅子・テーブルなしで1人4,000円。どちらもチケット1枚につき、レジャーシート1枚とソフトドリンク1本がついています。チケットは「チケ探」にて販売中。

OAPプラザ

OAPプラザは「桜之宮公園会場」のほぼ対岸に位置し、花火を間近で見るのに絶好のスポット。2018年はまだ発表されていませんが、昨年はOAPプラザ内各店舗が「特別観覧席入場券付きプラン」「特別観覧席優待プラン」を提供。利用者はOAP内芝生広場「カスケードガーデン」に用意された特別観覧席で、芝生の上にレジャーシートを引いて花火を鑑賞しました。

特別観覧席入場券

天神祭のみどころ「船渡御」「陸渡御」「奉納花火」を目の前で観覧できる有料席が以下4種類用意されており、お祭りを存分に楽しみたい人におすすめ。

①【なにわ橋 陸渡御観覧席】中央公会堂横の特設会場で、テントの下で座席にかけて陸渡御を鑑賞。奉納花火は見えませんが、勇壮な約3,000人の大行列は圧巻です。16:00開場で18:30に終了。料金は1人5,000円。

②【天満橋 船渡御観覧席】 天満橋駅すぐの特設会場で、約100席の船が行きかう船渡御と夜空を彩る奉納花火を川岸から観覧できます。17:00開場で21:00に終了。A席、S席、SS席があり、料金は1人6,000円~10,000円。大阪ビリケン弁当つきは1,500円追加となります。

③【OMM 21階屋上観覧席】船渡御は見られませんが、北側に大きく輝く奉納花火と大阪城や市内の夜景の競演を楽しめます。開場18:30で21:00に終了。特製弁当つきで料金は1人18,000円。

④【桜之宮 船渡御観覧席】毛馬桜之宮公園に300席だけ用意された特別席。会場すぐ横で花火が打ちあがり、船渡御も目の前という天神祭を楽しむのに最高のスポットです。料金は特製弁当付きで1人16,000円。開場17:30~終了21:00。

各チケットはJTB各店舗・エースJTB取扱店、コンビニエンスストア端末、「るるぶトラベル」「チケットぴあ」「JAPANiCAN」のサイトで販売中。問い合わせはJTB大阪第一事業部(06-6252-2513)へ。

「船渡御」乗船チケット

船渡御と奉納花火をより楽しみたい方には「乗船」がおすすめ。他の船とすれ違うたびに交わす「大阪締め」で乗船客の一体感が増して最高のお祭り気分を味わえ、2か所の打ち上げ会場の真横を通れば頭上から花火が降り注ぐような体験も楽しめます。現在は以下3種類のチケットが販売中です。

①「御羽車講(おはぐるまこう)」天神橋北詰(西側)から乗船し、18:30〜20:30の2時間の航路となります。乗船は17:30から。1人25,000円でお弁当・お茶・ビール・記念品つき。問い合わせは天神橋筋商店会事務所(06-6358-0459)へ

②「御錦蓋講(おきんがいこう)」「御錦蓋」という神具を乗せた供奉船での船渡御。天神橋北詰にて17:30までに乗船し、21:30下船予定。花火に加え、神楽や巫女さんの舞といった和のパフォーマンスも楽しめます。船内に簡易トイレがあるので安心。1人25,000 円でお弁当・お茶・ビール・記念品つき。問い合わせは御錦蓋講事務局(06-6351-5659)へ。

③「御金幣船(ごきんぺいせん)」船渡御でも数少ない「御神前に御幣を奉納する船」に乗船できます。300人乗りの一艘貸し切りで座布団席に座ってゆったり鑑賞。うなぎ弁当・講社の半纏・手ぬぐいつき、お茶・生ビールなど飲み放題で料金は1人35,000円。船内に簡易トイレがあります。17:00に天神橋南詰河川公園を出航し、20:45頃下船予定。問い合わせは協同組合大阪府旅行業協会事務局(06-6643-8800)へ。

花火が見える穴場スポット・レストラン・ホテル

大川にかかる「橋」の上から

会場周辺エリアでは、北から「都島橋」「源八橋」「桜宮橋」「川崎橋」が大川にかかっています。どの橋も人混みは避けられないので、早めに場所取りをしておくのが重要。

「都島橋」は打ち上げからかなり離れるため高く上がった花火しか見られませんが、大阪城のライトアップとのコラボを楽しめると人気。桜之宮公園会場北側にある「源八橋」は打ち上げ場所が近く迫力は満点。交通規制がかかるので車の心配をせずに観覧できます。両会場の間にある「桜宮橋」は最も混み合いますが、花火を全部見たい方にはおすすめ。川崎公園会場より南の「川崎橋」は打ち上げ場所から少し離れますが、混雑が他より緩やかで近くにトイレがあるのがポイント。

OAPタワー周辺

桜之宮公園会場の打上げ場所のほぼ対面に位置するので、花火の迫力は折り紙付き。仕掛け花火は見にくいものの、階段に座って楽に鑑賞できると人気のスポット。花火が始まる時間帯は非常に混み合うため、早めに場所を確保するのがおすすめです。

天満橋OMMビル「東天紅」

中華料理店「東天紅」は、打ち上げ場所の最寄り駅の1つ「天満橋駅」すぐ横に位置する「OMMビル」の20Fにあります。日本人の口に合う広東・福建料理にオリジナリティが加わった「東天紅料理」はどれも絶品。店内の大きな窓から見える奉納花火と高層ならではの夜景の美しさに、花火デートも盛り上がること間違いなし。当日の窓側席は予約ですら競争率が高いのでお早めに。

「THE GARDEN ORIENTAL OSAKA」でラグジュアリーに花火鑑賞

大阪の都島にある「THE GARDEN ORIENTAL OSAKA(ザ・ガーデンオリエンタルオオサカ)」は迎賓館の気品ある雰囲気と緑が美しい庭園で人気のレストラン・ブライダル施設。

天神祭では、ガーデンエリアで芝生に座って花火を鑑賞するプランや、2Fでは船渡御も鑑賞できるディナー、3FのルーフトップラウンジではDJが創り出す音楽と共に楽しむイベントが開催されます。浴衣の着付けやヘアメイクもしてくれますので、浴衣&花火デートにおすすめ。前売りチケットは現在販売中。

「帝国ホテル 大阪」プライベートでゴージャスに花火を愛でる

花火打ち上げ場所の真ん前に位置する「帝国ホテル 大阪」はプライベートでゆったり花火を楽しみたい方におすすめ。現在予約受付中の人気のプランは、部屋から船渡御や花火を見られる「天神祭 宿泊プラン」、フランス料理のディナーのあと特別席から花火を鑑賞できる「ホテルディナーと天神祭観覧席の夕べ」、船渡御の奉拝船に乗船し「大阪 なだ万」特製弁当つきの「帝国ホテル奉拝船」の3つ。帝国ホテル内のレストラン「カフェ クベール」と「ザ パーク」でも天神祭の特別プランが用意されています。

「ホテルニューオータニ大阪」

大阪城東側すぐにある「ホテルニューオータニ大阪」でも天神祭の特別プランを用意。ホテルから船渡御・奉納花火特別拝観席まで案内してもらい、観覧してからホテルに宿泊するプランは残念ながらすでに完売しています。ホテルのレストランで食事をしてから、桜之宮会場もしくは天満橋会場の特別観覧席で船渡御と奉納花火を観覧する「絶景奉納花火特別拝観席&ディナー」プランは現在予約受付中ですのでお早めに。

「屋台」の場所を把握しておこう

「大川沿い」は花火が間近で見られる人気スポットなので、屋台も人もとにかくたくさん。川崎橋や都島橋周辺まで行けば屋台も人も少なめで、比較的ゆったり屋台グルメを楽しめるかも。屋台だけではなく天神祭ならではの伝統ある神事も見たいなら「大阪天満宮」がおすすめです。

時間があるなら日本一長い「天神橋筋商店街」をお散歩してみてはいかがでしょうか。屋台と商店の出店が混在していて、神輿が通ることもありとても賑やかになっています。花火よりも屋台!という方には、花火は見えませんが食べ物以外にもいろいろな屋台が軒を連ねる南天満公園がおすすめです。

天神祭会場周辺おすすめグルメスポット

「B&G Nicholson」

うだるような人混みの熱気を抜け出したあとにビールを飲みたいなら「B&G Nicholson(ビーエンジー ニコルソン)」へ。常時10種類以上取り揃えたクラフトビールと、大阪では珍しい宇都宮餃子をおつまみにいただけば気分は爽快。「天満橋駅」から徒歩6分とアクセスも良好です。

「マメノキ」

こちらも「天満橋駅」南東すぐにある、お一人様でもリラックスできる雰囲気のおばんざいバル。季節の旬を活かしたおばんざいと美味しいお酒をいただきながら、気さくな店主さんと話に花を咲かせるのもいいかも。

「寧」

「天満橋駅」から「マメノキ」とは反対方向に土佐堀通を進んですぐの「寧(nei)」。本格的な会席料理を肩ひじ張らずに楽しめると人気の日本料理店です。旬のおすすめメニューや本格焼酎やワインなどのドリンクも充実していますのでちょい飲みにもおすすめ。

「天神祭奉納花火」のみんなの感想

2018年の「天神祭奉納花火」は、とにかく人で大混雑でした。また元々気温が高い中で、人が密集したことにより猛暑となったようです。
「天神祭奉納花火」の花火の特徴として、音が大きいという声が多くあげられました。あまりのうるささに耳を塞いで鑑賞したという方がいました。
大川を行き交う船の上で鑑賞した方は、花火をすぐそばに鑑賞することができたようです。

花火の大音量で地面が揺れた

https://twitter.com/saikyoto2015/status/1022100137118556160

フィナーレが年々パワーアップ!

https://www.instagram.com/p/BlrQakZgioj/?hl=ja&tagged=天神祭

大川を行き交う船から観る花火は圧巻

https://www.instagram.com/p/BlrS73aht5S/?hl=ja&tagged=%E5%A4%A9%E7%A5%9E%E7%A5%AD
https://www.instagram.com/p/BlrNqMZnMk-/?hl=ja&tagged=%E5%A4%A9%E7%A5%9E%E7%A5%AD

※7/26追記

※掲載内容は公開日時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、最新情報は公式HPでご確認ください。

(出典:PIXTA)

イベント情報

  • イベント名:天神祭奉納花火
  • 催行期間:2018年07月25日 〜 2018年07月25日
  • 住所:大阪府大阪市北区天満橋 大川一帯、川崎公園、毛馬桜之宮公園付近
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