解放から70年。ドローンによって撮影された「アウシュビッツ強制収容所」の現在

悲しき惨劇の舞台、いま。

2015年1月27日、「アウシュヴィッツ強制収容所」(現ポーランド)が解放されて70年目の節目を迎えた。BBCが同日に公開した空撮映像では、無人の物悲しい収容所の様子がうかがえる。

一部はすでに破壊され、簡単な基礎を残すのみとなった第二強制収容所「ビルケナウ」の廃墟や、幾重にも張り巡らされた有刺鉄線の姿から、あなたは何を思うだろう。

ナチス・ドイツが第二次世界大戦中に行った「大虐殺(ホロコースト)」。この人類史上稀に見る惨劇は、国をあげて推進した人種差別的な政策によって引き起こされた。

立ち並ぶ赤煉瓦の収容棟。この場所に政治犯やユダヤ人はじめ110万もの人々が集められた。ここには確かに人々は存在した。だが、文化の匂いを感じないのはナゼ? いつ訪れるやもしれぬ虐殺の恐怖と闘いながら、彼らは生きるしかなかったからでは。

人間の行動様式や精神の進歩が感じられない静まり返った施設。ただあのときから、時間がそのまま止まっているような感覚に囚われないだろうか。

忘れてはいけない理由

ナチス・ドイツは、民主的な手続きを経て政権を持つに至ったという。つまり、最初から独裁体制の中で行われたことではなかった。国家的イデオロギーにより極右化され、この惨劇は生まれてしまった。

1979年、ユネスコの世界遺産委員会によって、「アウシュヴィッツ強制収容所」は世界遺産リストに登録され保存されている。人類共通の負の遺産として過ちを繰り返さないためにも、私たちは次の世代へと語り継ぐ必要があるではないだろうか。

 Reference:YouTube

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