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他人のSNS投稿を「ウザい」と思っちゃうワケとは?

  • 2015.2.25
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他人のSNS投稿内容に、違和感を感じたことはありませんか?

毎日のように自撮り写真をアップロードする女子、ニュース記事に噛み付くおじさん、自分の想いをアツく語る意識高い系……。

どうして彼らに“違和感”を感じるのでしょうか?

それは、むしろ「わたし達のほうが変わってきた」というのです。

 

■若者のSNSコミュニケーションは「悪目立ちしないこと」

トレンド総研が行った「10~20代のコミュニケーション事情に関するレポート」の世代・トレンド評論家の牛窪恵氏によると、不況のど真ん中に生まれ育った10〜20代の若者は、将来に漠然とした不安を抱えており、その反動として「誰かとゆるく繋がって安心感を得たい」と考えているのだとか。

小さい頃からインターネットに触れている“デジタルネイティブ”だからこそ、SNSいじめがリアルの生活に直結していることをよく知っている。だからこそ、リアルでもバーチャルでも周りに気を遣い、「KY」や「ぼっち」を嫌って、SNSでも“ゆるく浅く”楽しむことを、無意識にこころがけてしまっているのだそう。

気の合う“内輪的”なコミュニティに属し、意見を主張しすぎて、悪目立ちするよりも、ネタとしてイジってもらえる投稿で“ゆるふわ”な空気を楽しむ、そんな人たちが多いのだと、牛窪恵氏は説明しています。

つまり、冒頭に上げたわたしたちの“違和感”は、これが原因だったのかもしれません。

 

■コミュニケーションのお手本は「ひな壇芸人」

彼らにとって、コミュニケーションのお手本は“ひな壇芸人”。

Twitterなどでも、“大喜利”的なやりとりや、外野の立場からツッコミを入れる“やじうま”のようなやりとりが見られますよね。あれはまさに“ひな壇的コミュニケーション”を表しているのだそう。

実際に、約5人に1人は「おもしろい投稿をするように心がけている」と答えており、ネット上でも「ウケる」「ネタになる」ことを重視する人が多いことがわかります。

 

■「ゆるふわコミュニティ」の新しいSNS

そんな彼らのコミュニケーションに則したSNSツールも注目を浴びてきています。それが『755』や『MixChannel』。

『755』は、“中輪”的な距離感で有名人とコミュニケーションができる上に、自らもトークルームを設置してまるで「ひな壇芸人」のようにコメントを受付けたりもできる、すでに累計350万DLされている大人気アプリ。

『MixChannel』は10秒の動画を投稿できるアプリです。カップル動画が大人気で「ミクチャ」なる言葉も出てきているほど。まさに“内輪”的なコミュニケーションと言えるかもしれませんね。

 

こうやって見てみると、今流行っているFacebookは“ゆるく繋がる”にはちょっと重たいし、Twitterもゆるく繋がれるけど“内輪的”ではない。次に流行るSNSって、この2つの要素を持ち合わせているのかもしれませんね。

 

【参考】

「10~20代のコミュニケーション事情」に関するレポート − トレンド総研

 

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