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「第30回なにわ淀川花火大会」大阪のど真ん中で楽しむ夏の風物詩

  • 2018.7.6
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地元ボランティアと地元企業や住民の寄付によって賄われる「手作り」の花火大会として、平成元年(1989年)にスタートした「平成淀川花火大会」。平成18年に「なにわ淀川花火大会」と改称され、今年で30回目を迎えます。

開放感抜群の淀川河川敷と大阪・梅田エリアの高層ビルとのコントラスト、屋台の香ばしい匂いと熱気、火薬の匂いすら感じる臨場感満点の花火。これを見ずして夏は終われないというほどの人気を誇る大阪屈指の花火大会です。

2018年「なにわ淀川花火大会」の概要

日程

2018年8月4日(土)19:40~20:40(雨天決行、荒天時は中止で順延はなし)

昨年の来場者数

430,000人

打ち上げ数

非公開

打ち上げ場所と最寄り駅

大阪府・大阪市淀川区の新御堂筋淀川鉄橋から国道2号線までの淀川河川敷が会場となります。淀川北側の「十三会場」の最寄り駅はOsakaMetro御堂筋線「西中島南方駅」・阪急電鉄「南方駅・十三駅」・JR「塚本駅」。南側の「梅田会場」は各線「梅田駅」・OsakaMetro千日前線「野田阪神駅」など。

徒歩15分~30分の距離ですが、18:00以降は非常に混雑するため最寄り駅から会場にたどりつくだけでも大変。早めに会場入りしておきましょう。

駐車場

大会専用の臨時もしくは特設駐車場はありません。当日は周辺エリアで交通規制が実施されるため、公共交通機関のご利用がベスト。どうしても車で来場したいという方であれば、会場周辺の駐車場を予約して昼過ぎには駐車しておくか、1駅離れた阪急電鉄宝塚線「三国駅」・OsakaMetoro「東三国駅」周辺などの駐車場を利用し、そこから電車と徒歩で会場入りするのがおすすめです。

トイレの場所

会場入りする前にすませておくのが基本ですが、有料席ではシートごとに仮設トイレを完備。多少は並ぶものの心配はありません。無料会場エリアでは、「十三駅」東口から河川敷入場口に入ってすぐの場所に仮設トイレがあります。大会中は行列必至ですので早めに使用するのがポイント。

感動がよみがえる。2017年の“みどころ”振り返り

2017年は18年ぶりにテレビ大阪にて生中継で放送。オープニングの花火とともに上がる歓声で花火大会が始まりました。水面から見事に半円状に広がる「スターマイン」などの水中花火、キャラクターをモチーフにした花火、ヒューという音ともに高く上がって大きく花咲く10号玉の10連発など、音楽にシンクロさせて次から次へと夜空を縦横無尽に美しく彩りました。

20:37から約3分間、「グランドフィナーレ」はまばたきを忘れるほど。「かむろ菊」など花火の大きさと眩さを増し加えながら、最後には辺り一帯に響き渡る轟音と閃光が煌めく光景は圧巻の一言。推定約2万発ともいわれるほどの花火が打ち上げられる1時間はあっという間です。

花火の燃えカスが降ってくる! 臨場感抜群「有料席」チケット購入する価値あり

有料観覧席は打ち上げ場所に非常に近いため、花火は視界に収まりきらないほど大きく、当日の風の強さや向きによっては花火の燃えカスやガラが降ってくることがあるほどの迫力を楽しめます。「ローソンチケット」では6月1日より販売しており、公式サイトでは7月2日より販売開始予定。チケットの争奪戦は必至ですし、当日販売がないものもありますので早めにチェックしておきましょう。以下の価格は1名あたりの前売価格で、当日価格は500円~1,000円アップします。

十三会場

エリア指定・自由席はエキサイティングシート(大人9,000円、こども5,000円)とアリーナシート(大人7,000円、こども4,000円)の2種類。指定席は団体(50名以上、大人8,000円、こども5,000円)とステージシート(大人9,000円、こども5,000円)があります。

それぞれパイプ椅子・テーブル・お弁当・お茶つきと、野外の花火大会としては至れり尽くせり。

パノラマスタンド

十三会場から堤防にあがる芝生の緩やかな斜面に位置。ライトスタンドとレフトスタンドそれぞれに3ブロックずつあり、クッションシートに座って鑑賞します。大人3,500円~4,000円、こども2,000円~2,500円。

十三会場側ではほかにも「夏ぴあ(チケットぴあ)」「e+(イープラス)」「読売旅行」「JTB」の協賛観覧席があり、各サイトにて販売中。ほかのチケットも購入可能です。

梅田会場

淀川南側で、東の十三バイパス側に位置。各線からアクセスしやすく十三会場より人混みが少なめなのがポイント。パイプ椅子が用意されており全席自由席。大人4,500円~5,000円、こども2,500円~3,000円。

ダイナミックシート

淀川南側でJR神戸線側にあります。リーズナブルな価格帯でありながらもトイレが完備されており、十三会場のエキサイティングシートや梅田会場と同じく川に面したエリアに位置。クッションシートに座って観覧します。大人2,500円~3,000円、こども1,500円~2,000円。

セブンイレブンシート

セブンイレブンシートは「セブンチケット」で販売中。ダイナミックシートと同じエリアに位置。パイプ椅子が用意されています。完全指定席で大人・こども共通で5,000円。「セブンチケット」ではほかのシートのチケットも購入可能です。

納涼船

十三会場の奥へと進んで、岸に固定された船に乗り込みます。打ち上げ場所が非常に近く、目の前で炸裂するかのような水上花火や、頭上から火の粉が降り注いでくるかのような迫力は圧巻。トイレ・喫煙所は完備。完全指定席で、パイプ椅子・机・お弁当・お茶が用意されています。席まで売り子がビールやおつまみを売りに来てくれるのも嬉しいポイント。大人18,000円、こども10,000円。

今年は第30回の記念大会ということで特別演出「水都夢花壇(すいとゆめかだん)」が準備されています。水中花火を6か所から打ち上げるという豪快なプログラムを目の前で見るべく、有料観覧席の競争率が例年より高まるかも。

人混みを避けたい・優雅に鑑賞したいなら「穴場スポット」へ

淀川河川公園海老江地区

淀川南側の一般無料会場で比較的空いているのは、阪神高速池田線から2号線までの「淀川河川公園海老江地区」通称「海老江グラウンド」。打ち上げ場所から西に1㎞も離れていないので花火を大迫力で鑑賞できます。トイレも阪神高速池田線東側の1基を含め全部で5基あり、子ども連れでも安心。JR東西線「海老江駅」・阪神線「野田駅」・OsakaMetro千日前線「野田阪神駅」から徒歩10分~15分と、最寄り駅から近いのもポイント。

本庄公園

打ち上げ会場から約2㎞ほど東に離れますが、視界を遮るものがあまりなく、公園内にトイレがあるのでゆったり鑑賞できます。最寄り駅はOsakaMetro堺筋線・谷町線「天神橋筋六丁目駅」もしくはOsakaMetro御堂筋線「中津駅」から徒歩20分ほど。

梅田スカイビル展望台

各線「梅田駅」より徒歩10分に位置する「梅田スカイビル」は、地上173mにある空中庭園から圧巻のパノラマが楽しめると人気のスポット。夏の風を肌で感じながら、梅田の夜景と豪快な花火の競演を楽しむのはいかがでしょうか。

大会開催日は3部制の特別営業となり、第2部(19:00~21:00)は専用チケットを事前に購入する必要があります。大人1名1,500円、応募期間は2018年7月15日(日)~7月29日(日)。ディナー付きプランもありますのでデートにおすすめ。

ウメキタフロア

美味しいディナーに舌鼓をうちながら花火鑑賞をしたいなら、大阪・梅田駅直結のグランフロント北館6Fにある「ウメキタフロア」がおすすめ。大会時間中、花火が見えるウィンドウエリアは予約専用の特別席になります。

予約可能なお店のひとつが「創作中華 Regina(レジーナ)」。優雅な時間が流れる店内で、中華に西洋料理のエッセンスをとりいれた斬新な創作料理を味わえると好評。窓越しに眺める花火の輝きでムーディーな夜になりそう。

ウェスティンホテル大阪

ホテルでゆったり花火鑑賞なら、大阪駅から徒歩10分圏内で目の前で淀川が流れる「ウェスティンホテル大阪」がおすすめ。部屋の窓から花火が見えるベストスポットとして大会当日の宿泊は競争率が高く、ホームページからの応募が必要です。予約応募期間は2018年6月8日(金)11:00~6月21日(木)9:00まで。宿泊希望の方はお急ぎください。

あべのハルカス

会場から約8㎞南下した大阪・阿倍野にある日本一高いビル「あべのハルカス」。地上約300mの展望台「ハルカス300」から見る花火は圧巻です。現場近くの音声をリアルタイムで流すことで臨場感も演出しており、涼しい屋内で花火を見たい方におすすめ。昨年は「特別入場券(3,000円)」購入者のみ、花火が見える方向に設置された「花火観覧エリア」で鑑賞でき、今年も昨年と同様の特別営業となる見込み。

あべのハルカス内「大阪マリオット都ホテル」の地上約270mにある天空レストラン「ZK(ジーケー)」では花火大会プランが用意されています。花火を愛でながら美食を楽しむ豪華な夜を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

お祭り気分に外せない「屋台グルメ」は盛りだくさん!

有料席エリアにはもちろん、無料エリアもたくさんの屋台が立ち並びます。梅田会場側は有料席の東側から十三大橋までのエリアに出店。十三会場側は十三から西中島エリアまで、500ともいわれるほどの大量の屋台が連なります。大阪ならではの粉もんをはじめ、串焼きやフランクフルト、かき氷やチョコバナナなどお祭りらしいラインナップが充実していますので、“食いだおれ”に挑戦してみてはいかがでしょうか。

お店によりますが、おおよそ16:00~22:00頃まで屋台グルメを楽しめ、最後の方になれば割引も期待できるかも。帰りの混雑を少しでも避けたいなら、大会終了後に屋台で何か食べながらしばらく余韻にひたったり、花火と屋台を楽しみながら西中島南方駅方面に歩いていき、フィナーレは駅近くで眺めるという手もあります。

花火大会会場周辺おすすめスポット

「大衆肉酒場 こだわり米 匠」

花火大会の前後にガッツリ食べたい方におすすめ。美味しい炊き立てご飯と大分県産豊後牛を焼肉でいただきます。一切れから注文できるのでさまざまな部位を試してみたくなりそう。OsakaMetro御堂筋線「西中島南方駅」から徒歩5分ほど。

「喜八洲総本舗 本店」

阪急「十三駅」西口から50mほどにあり、和菓子店でありながら年中無休で23:00まで営業されています。香ばしい匂いと甘辛いタレが絶妙な「みたらし団子」を食べながら会場に向かうのはいかがでしょうか。

「塊肉酒場 LOVE&29」

OsakaMetro御堂筋線「西中島南方駅」から徒歩1分と抜群のロケーション。店内はオールドアメリカンな雰囲気ですので、気の知れた友達とワイワイ楽しむのにおすすめ。イチ押しの「塊肉」は、赤身でヘルシーかつ奥深い旨みを味わえる絶品です。

夏はスタート直前。早めのご準備を

有料席、レストランやホテル、公園などさまざまな場所で楽しめる「なにわ淀川花火大会」。人気のチケットやプランは完売になっているものがすでに出始めているので今すぐの手配がおすすめ。当日の河川敷の場所取りは12:00からですので、仕事は早めに切り上げて。夏の風物詩を楽しむべく、当日は大いに盛り上がりましょう!

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