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ビューティー&マルシェイベントで見つけたオーガニックなお宝。(Rieko Kosai)

  • 2018.7.2
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ビューティー&マルシェイベントで見つけたオーガニックなお宝。(Rieko Kosai)
2018.07.02 09:00
日本随一のコスメティックバレーが佐賀・唐津にあることをご存知ですか? 本家本元のコスメティックバレーは、フランス中部のシャルトルを中心とした半径150キロメートル内のエリアあり、化粧品メーカーや大学、研究機関、工場などが集積した大規模な産業クラスター。その日本版のプロジェクトが2013年にスタートし、第一弾として唐津に拠点が生まれました。


今回、お邪魔してきたのはそのプロジェクトをリードするジャパン・コスメティックセンター(以下JCC)が企画している、年一回のお祭り「Hana Marche」。雰囲気はアットホーム、でも中身はハードコア・ビューティーな楽しいマルシェをレポートします。

アクティビティ満載で一日中遊べる新しいマルシェ。

【全7カット】【Hana Marche 2018】JCCのファームや玄界灘の風景も。


明治の終わりに建立された煉瓦造りの旧唐津銀行周りの広場で行われた、「Hana Marche 2018」。オーガニックコスメやナチュラルフードの販売ブースに加え、Reebokによるクロスフィット、ウォーキングステージ、ヨガ、トークイベント、フード、フォトブース、化粧水づくりのワークショップなどアクティビティも様々です。


会場には日本の在来種を守る活動をしている、元パタゴニア日本支社社長のジョン・ムーアさんも。ジョンのライブガーデンでは、彼と話しながら素足で山の土に触れるアーシングが行われました。設置されたハンモックでは休憩しながら美に関する本を読んだり、コーヒーやレモネードを飲んだりして、くつろぐ人たちの姿が気持ち良さそうでした。


会場の展示台や案内板、会場装飾やフォトブースは廃材などを活用して地域住民や学生が一緒に手づくりするといったように、ローカルが一体となって行ったアットホームなイベントでした。会場には本物のオーガニックや作り手との触れ合いを求めてたくさんの来場者が訪れていました。


JCCが提携する玄海町薬用植物栽培研究所と唐津南高校のコラボレーンブースでは、キュートな男子高校生たち(イケメン揃い!)が、オーガニックハーブの苗を販売していました。売り子さんたちのヴィジュアルパワーもあってか(!?)あっという間に完売。


会場にはにはオーガニック・美・健康のスペシャリストが集結。トークショーに出演したのは、デザイナー丸山敬太さん、ビーバイ・イー、シンシア・ガーデン代表の杉谷恵美さん、メイクアップアーティストの早坂香須子さん、美容家の岸紅子さん、アムリターラの勝田小百合さんなど。丸山敬太さんは唐津焼が好きで何年もプライベートで通っていらっしゃるとか。また司会としてモードな植物哲学連載でもおなじみのNOMAさんも登壇。華やかな顔ぶれが繰り広げる充実のトークに、来場者は楽しくそして真剣に耳を傾けていました。

作り手と触れ合える、物販ブース。


物販のブースでは、私が大好きなナチュラルコスモを発見! 唐津市の加唐島の椿オイルと他の精油を自分でミックスするヘアオイル作りのワークショップも。加唐島の椿油は今後、人気のヘアオイルに使われる予定なのだそう。

美のポテンシャルを秘めたスーパーフード。


スーパーフードの定番となりつつあるモリンガや珍しい黒クコの実も。黒クコはいわゆるあの赤い実で知られるクコの一種なのですが、チベットの秘境の超乾燥地帯に自生する植物で、幻のドクターフルーツと呼ばれていてブルーベリーの 20 倍ものアントシアニンを含んでいます。紫外線の多い時期には特にぴったり。

ファーメンステーションのアウトドアスプレー。


岩手のコメから作られるエタノールを使った、虫除けや消臭スプレーも気になります。これからアウトドアの時期に活躍してくれそう。

デビューしたばかりの滋賀のご当地コスメも。


拠点は佐賀ではなくとも、研究開発や原料で連携する他の地域のコスメも出店していました。MURASAKIは琵琶湖の源流水で栽培される絶滅危惧植物ムラサキを主役にしたコスメブランド。ムラサキは、漢方薬では紫雲膏(しうんこう)としてやけどや湿疹など肌トラブルの薬として知られているものです。

美味しいドリンクで体を潤して。


ビーバイ・イーのブースには丸山敬太さんデザインのボトルの五行茶やベジキッチンと岸さんの日本ホリスティック・ビューティ協会コラボレーションのすっきり甘酒も。すっきり甘酒はトークイベントで振舞われ、来場客の喉を潤しました。


美しい玄界灘と土地の恵みをいっぱいに感じながら、美と健康の意味を楽しく考えることのできる、新しい発見に満ちた素晴らしいイベントでした。毎年ゴールデンウィークに開催されています。年々規模も大きくなっているそう。来年の開催が今から待ち遠しいです。

ジャパン・コスメティックセンター
http://jcc-k.com

Rieko Kosai

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