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男の子のおうちヘアカット「失敗しない」ママでもできる“たったこれだけ4ステップ”

  • 2018.6.28
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女の子と比べ、髪を短くキープする男の子は、すぐに伸びてボサボサになってきてしまう…というのが、男の子ママのお悩みだったりしますよね。その都度、美容室に連れていくのも大変なので、つい「手っ取り早くバリカンで坊主ヘアにしてしまう」というママも多いとか。

でもやっぱり、坊主ではなくおしゃれカットを楽しみたい! というママのために、自宅で簡単にヘアカットするコツをご紹介します。ご自身も4歳の男の子のママである、ヘアメイクの森田めぐみさんに聞きました。

お話をうかがったのは…
Hair&Make-up/Nail 森田めぐみさん
フリーランスのヘアメイク。広告・TV・雑誌などさまざまな媒体でタレントやモデルのヘアメイクやネイルを担当。4歳(男の子)と1歳(女の子)の2児の母になった現在は、家事に育児に忙しいママ達のために時短メイク術を日々研究している。

■100均も活用! アクティブ男子には「すきバサミ」「カットクロス」を用意


じっとしていることすらままならないのが、小さな男の子というもの。そんな男子のヘアカット時に、用意するとグンとやりやすくなるのが「すきバサミ」と「カットクロス」。いずれも100円ショップでも手に入れることができます。写真のカットクロスも100円ショップのアイテム。男の子の短い髪の毛でもキャッチしてくれるスグレモノです。

すきバサミは100円ショップでも手に入れることはできますが、「小学校までママ自身が手入れをすることを考えたら、ある程度切れ味のいいものを選ぶのがオススメ。価格帯としては、安すぎず高すぎない2〜3千円台くらいのものを目安に」と森田さん。



すきバサミを選ぶ時にチェックしたいのは、その「カット率」。カット率とは「1回ハサミを入れた時に100本の髪の毛に対し、何本の髪の毛が切れるか」を表す指標。もし購入の際にカット率を選べるのであれば、20%くらいのものを選ぶと失敗が少なくてすむのだそう。




■男子ヘアカットの鉄則! ハサミは「上から下斜め」


男の子の場合は髪が短いため、ハサミの先が顔に当たるのを防ぐべく「上から下斜めに」ハサミを向けてカットしましょう。髪の毛を切られている間もいきなり頭を動かしたりするのが男の子。その点でもすきバサミを使えば、ざっくり切れてしまう心配もなく、安心です。



■トップ表面は「手をつけない」男子カット成功の4ステップ



ヘアスタイルのフォルムを決定づけるのが頭頂部、トップ表面部分の髪の毛(青線で囲った部分)。ここを下手にいじると、失敗して悲しい結果に…ということも。ボサボサヘアを整える程度なら、この部分には手をつけないようにしましょう。ではどこを切るのか? というと、「サイド」「前髪」「襟足」のみ。この3カ所を調整するだけで、見違えるほどスッキリするんです!

【手順別・男の子の“ちょいヘアカット”のコツ】

1.手始めに「サイド」をカット


耳の上に髪の毛が重なってきてしまうと「切りに行かなきゃ」というサインでもありますよね。サイドをすっきりさせるだけで、随分見違えます。霧吹きなどで少し湿らせると切りやすいのでオススメ。切り方はひとつまみ分の髪の毛をとり、ねじりながらすきバサミで切っていくだけ。この「つまんで・ねじって・すきバサミ」が、男の子のヘアカットの基本です。これを2回ほど繰り返します。

2.「前髪」はドライのままカット


前髪は、ぬらすと髪の毛の長さがわかりにくくなり切りすぎてしまうことも。そのまま“ドライカット”がオススメです。流したい方向に向かって、下部分にすきバサミを入れていきます。

3.失敗の心配が少ない「えりあし」


次にえりあしをカットします。同じくすきバサミでスッキリさせましょう。ギザギザが気になる場合は、最後の仕上げでカットバサミで整えるときれいです。

4.最後は「後頭部のまるい部分」


最後に、後頭部をチェック。ここが伸びてしまっていると“もさっと”しがちなので、軽くしてあげるとスッキリ。左手にくしを持ちながら、右手にはすきバサミを持ち、くしを下から上にスライドさせながら切っていきます。ちょっと難しそう…と躊躇しがちですが、前述の「トップ表面」に手をつけない限りは“失敗ヘア”にはならないので、ご安心を。

男の子の場合、もみあげの長さが仕上がりに大きく影響するので、最後に確認を。少し長すぎる場合は、基本の「つまんで・ねじって・すきバサミ」で切りましょう。

【before】



【after】



男の子はとにかく動くので、テレビを見せながら切るというお母さんも多いですが、子どもの向く方向を調節しやすいタブレットを活用すると、よりやりやすくなります。

「集中力が切れてしまった場合は、一度に全部切ろうとしなくても大丈夫。サイド・前髪・えりあしとエリアに区切って考えれば、日にちをまたいでのカットでもOKです。トップ表面をいじらないので、そこまで違和感なく過ごせますよ」(森田さん)

取材・文/aica
キッズモデル/下農祐助

(ライターチーム123)

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