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夏に行きたい、涼を感じる京都の景色7選

  • 2018.6.26
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三方を山に囲まれた盆地のため、熱気に包まれる夏の京都。だからこそ、涼しさを感じる瞬間はいっそう喜びが増します。みずみずしく潤う苔、光を受けてきらめく水辺の眺め、清らかに咲く花など、夏におすすめの景色をピックアップしました。この季節にぴったりの涼やかな景色をめぐりましょう。

夏に行きたい、涼を感じる京都の景色7選
夏に行きたい、涼を感じる京都の景色7選

新緑を映すハートの窓と、涼を奏でる風鈴の音「正寿院」

夏に行きたい、涼を感じる京都の景色7選
ハート形の猪目窓と伝統文様や花をモチーフに描かれた160枚の天井画

宇治茶の産地として知られる宇治田原で800年の歴史を紡ぐ「正寿院」。幸せを呼ぶと話題のハート形の猪目窓や、カラフルな天井画も見応えがあり、わざわざでも訪れたい注目のお寺です。

夏に行きたい、涼を感じる京都の景色7選
風にゆらめく風鈴が涼の音を奏でる

毎年夏に行なわれているのが「風鈴まつり」(予約制)。2018年7月1日~9月18日に催され、形や音もさまざまな全国各地の風鈴が勢ぞろい。軽やかな風鈴の音色に耳を傾けてみれば、日々の喧騒を忘れて、穏やかな気持ちになれそうです。

みずみずしく輝く苔が、境内一面を覆う「西芳寺」

夏に行きたい、涼を感じる京都の景色7選
120種類もの苔が庭園を埋め尽くす。参拝は事前申込制

世界遺産の「西芳寺」は、境内一面をしっとりと美しい苔に覆われていることから「苔寺」の名で親しまれています。苔に近づいて見てみると、形や色の違いに気づき、その豊かな表情にうっとり。苔が湿気を帯びていっそう輝く雨の日に訪れるのもおすすめです。

現代アーティストが手がけた蓮が咲き誇る「青蓮院門跡」

夏に行きたい、涼を感じる京都の景色7選
「青の幻想」「生命賛歌」「極楽浄土」からなる3部作

「青蓮院門跡」は古くから皇族との関わりが深い門跡寺院。大広間には京都を中心に活躍する絵師の木村英輝さんが描いた襖絵があり、アクリル絵具を使った鮮やかな蓮が大胆に咲き誇っています。そのまわりでは、カエルやトンボなどの生き物が飛び跳ね、今にも動き出しそうな躍動感に魅せられます。

光注ぐ大きな窓から宇治川を一望「朝日焼 shop&gallery」

夏に行きたい、涼を感じる京都の景色7選
宇治で育まれてきた茶器がリズムよく並ぶ

宇治で400年にわたり技術をつなぐ窯元・朝日焼が手がける「朝日焼 shop&gallery」。大きな窓からは、宇治川と朱塗りの朝霧橋を一望できます。晴れた日は宇治川のせせらぎが聞こえるテラス席でひと休みするのもすてきです。店内では茶の湯の器や日常づかいの器が並ぶほか、お茶会やイベントなども開かれ、お茶文化を楽しめます。

緑のシャワーを浴びて心身をリセット「地蔵院」

夏に行きたい、涼を感じる京都の景色7選
竹の葉ずれがやさしく響く。通称「竹の寺」とも呼ばれる

竹林の中にひっそりとたたずむ「地蔵院」。新緑の季節は竹と青もみじの参道が美しく、木漏れ日が降り注ぎます。しなやかに伸びる竹と澄んだ空気が満ちる境内を歩けば、身も心も浄化されていくような心地よさに包まれます。境内奥に建つ方丈では、自然石を配した「十六羅漢の庭」が静かに迎えてくれます。

はかない沙羅の花を愛でる「東林院」

夏に行きたい、涼を感じる京都の景色7選
「沙羅の花を愛でる会」はお抹茶付き(1600円)

沙羅双樹の寺として知られる「東林院」。沙羅双樹は、朝に咲き夕方には散ってしまうはかない花。ふだんは非公開ですが、6月15日~30日には「沙羅の花を愛でる会」が開催されます。沙羅の花をイメージしたかわいらしい和菓子を味わいながら、ゆっくりと庭園を鑑賞しましょう。

東山を借景に疏水の水がさらさらと流れる「名勝 無鄰菴」

夏に行きたい、涼を感じる京都の景色7選
お茶会や庭師による講座など、さまざまなイベントも行なわれている

南禅寺の近くに位置する「名勝 無鄰菴(めいしょう むりんあん)」。近代庭園の先駆けといわれる庭園は、東山を借景に琵琶湖疏水から引き入れた水が軽やかに流れます。青のもうせんに座ってのんびりと庭を眺め、心ほぐれる時を過ごしましょう。

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五感を研ぎ澄ませれば、涼を感じる瞬間はあちこちに。今年の夏は、美しい景色から涼を呼び込んでみませんか。

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