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モダン様式のお手本的存在!北欧デザインの巨匠アルネ・ヤコブセンのあるインテリア

  • 2018.6.23
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アルネ・ヤコブセンの魅力

アルネ・ヤコブセン(Arne Emil Jacobsen)は、デンマーク生まれの建築家であり、デザイナー。1950年代にモダニズムを代表する作品を次々と発表し、今なお世界的ロングセラーを続けています。

今回は、チェアと掛け時計、フォントを使ったアイテムの3種類をご紹介していきます。

代表作のチェアたちは世界中でロングセラーに

1950年代から60年代に発表されたモダンデザイン

アルネ・ヤコブセンの名を一躍有名にした作品といえば、チェアではないでしょうか。

アルネ・ヤコブセンは、数々のモダンなチェアを発表し、現在においても世界中で愛され続けています。

北欧スタイルやミッドセンチュリースタイルのアイコンともいえる名作チェアたちを見ていきましょう。

Ant chair(アントチェア)

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「アリンコチェア」とも呼ばれることがある「ANT (アントチェア)」は、1952年に発表されました。

オリジナルは、製薬会社の社員食堂のためのチェアだったそう。背面のくびれと細い脚、脚の先の黒いキャップなどがネーミングの由来です。

スタッキングも可能なので、使わないときは省スペースで収納できますよ。

Series 7 chairs(セブンチェア)

アルネ・ヤコブセンの代表作を1つ選ぶなら、こちらの「Series 7 chairs(セブンチェア)」を挙げる方も多いのではないでしょうか。

背板と座面が一体成型で作られているため、見た目にも美しい滑らかな曲線が特徴。

また、とても軽いので、お子さんや女性の方でも移動を楽に行うことができます。

体に沿って背もたれがしなり、体を包み込んでくれるようなリラックス感が得られるチェアです。

GRAND PRIX (グランプリチェア)

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こちらの「GRAND PRIX (グランプリチェア)」は、1957年に発表されました。

ミラノの展覧会でグランプリを受賞したことで、この名前が付いたそう。スチールレッグタイプとウッドレッグタイプがありますよ。

こちらはウッドタイプ。ダークウッドのフローリングや家具との相性も抜群ですね。

Drop chair(ドロップチェア)

こちらは「DROP(ドロップチェア)」。

デンマークのコペンハーゲンに建つSASロイヤルホテル(現・ラディソン ブル ロイヤルホテル)のために、ヤコブセンが200脚製造しました。

その後、商品化されずにいたのですが、意匠権が切れた後リプロダクトとして蘇ったチェアです。

その名の通り、雨のしずくのようなフォルムは、サイドから見ると柔らかな丸みを帯びています。

カラーや素材のバリエーションも多く、インテリアに合わせて選ぶことができるでしょう。

Egg chair(エッグチェア)

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書斎に配置されたこちらのEgg chair (エッグチェア)も、SASロイヤルホテルのためにデザインされたチェアです。

こちらは、ロビーとレセプションエリアに置かれたそう。そのため、ダイニングチェアよりもゆったりとした印象ですね。

座面の底部が、卵のように丸いフォルムになっているところも特徴です。

建物とトータルで設計されたアルネ・ヤコブセンの時計

Station(ステーション)

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アルネ・ヤコブセンは家具デザイナーとしてだけでなく、建築家や工業デザイナーとしての顔も持っていました。

こちらは、1943年に共同プロジェクトの中で作られた、機能美にあふれる掛け時計。シンプルで柔らかなフォントもヤコブセンによるものです。

その後、駅舎の時計に採用され、「Station(ステーション)」と呼ばれるようになりました。

どこからでもはっきりと読み取ることができるアラビア数字は、インテリアにもおすすめです。

City hall(シティホール)

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こちらは、1956年に、デンマークのロドオウア市庁舎とともにデザインした「City hall(シティホール)」。

ラインとドットで表現されたシンプルなインデックスは、まさにミニマリズムを体現しているかのようです。

このデザインは、現代においてもモダニズムを代表する掛け時計と称えられています。

Bankers(バンカーズ)

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こちらの時計は、1971年に設計されたデンマーク国立銀行のための「Bankers(バンカーズ)」です。

アルネ・ヤコブセンは銀行をトータルでデザインし、水洗器具や家具とともに掛け時計もデザインしたのです。

こちらの画像では見えにくいかもしれませんが、インデックスが小さなブロックで構成され、今なお洗練された雰囲気を感じさせます。

今なお色褪せない!ヤコブソンのヴィンテージABC

タイポグラフィに注目した「DESIGN LETTERS」

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最後にご紹介したいのは、アルネ・ヤコブソンがデザインしたフォント。

デンマークをはじめ、ヨーロッパ各国で注目されている「DESIGN LETTERS(デザイン・レターズ)」から

リリースされたタイポグラフィーアイテムの中に、ヤコブセンが作り出したアルファベットフォントシリーズが含まれています。

モノトーンの配色や、今なお魅力的なフォントに視線がくぎ付けに!

モノトーンディスプレイにミックスして

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こちらは、ヤコブセンのヴィンテージフォントを使ったアイテムをミックスしたディスプレイスペース。

全て白と黒のモノトーンで統一し、モダンな北欧風インテリアでまとめています。

まとめ

北欧を代表する建築家でありデザイナーであるアルネ・ヤコブセン。

彼の名前を世界的に知らしめた名作チェアや、建築物と一緒にトータルでデザインされた掛け時計、今なお魅力的なフォントを使ったアイテムをご紹介しました。北欧インテリアやミッドセンチュリーインテリアに興味のある方は、要チェックです!

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