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20代女性に伝えたい“私らしい”人生の掴み方とは? - 美容家・深澤亜希

  • 2018.6.20
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女性誌やテレビ、トークイベントのみならず、著書が台湾でも翻訳出版されるなど、独自の美容法が人気の美容家・深澤亜希さん。 今回はそんな深澤さんに、3回にわたってそのキレイの秘密をインタビュー! 1回目は、深澤さんが美容の道に進むまでのお話を伺いました。

日本すっぴん協会
―まずは、美容家になろうと意識したきっかけから教えてください。

深澤さん:私は幼少期をタイで、高校時代はアメリカで過ごしたんですけれど、実はまったく英語がしゃべれないまま、アメリカの高校に進学してしまったんですね(苦笑)。 留学というと楽しそうなイメージもあるかもしれませんが、友達と話すことが最初はできず、高校の多感な時期に、自分と対話して自分と向き合う時間がとても長かったんです。

―ご自身のことを考える時間がすごくあったと。

深澤さん:自分らしさはなんだろうとか、得意なものはなんだろうといったようにいろいろ考えましたね。そして、高校卒業後は大学に通いながら、アナウンサー学校にも通ったり、いろいろなトライ&エラーを繰り返していきました。 ようやく女性誌の編集部に美容ライターとして入った時に、“すごく楽しい!”と感じて、今までにない感覚になって。

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―ようやくこれだ!と思うものを見つけられたんですね。

深澤さん:エラーばかりだったものが、“これは私結構向いているかも”みたいに感じて。そこから美容と、書くことは好きだなと感じて仕事を始めました。 何年か経った28歳の頃に、「美容ライターとしてただ情報を書いてお伝えするというよりも、自分が本当に良いと思った情報やこれだと思う情報を自分の言葉で伝えたい」と思って、美容家に転身したんですね。

当時は美容家という職業自体が、どういう職業ですか?みたいな感じだったんですけれど(苦笑)。

―確かに、美容家というジャンルが確立したのも最近のように感じます。ここまですごく完結にお話しいただいて、トントントンと美容家になられた感じもするのですが、実際にはいかがだったのでしょう?

深澤さん:全然でしたよ!(笑) 今は落ち着いた女性に見られますが、当時はすごくマインドがロックでした(笑)。 美容ライターとして仕事を始めようと思った時も、自分で(女性誌の)編集部に電話をして売り込みに行きました。一つ雑誌の仕事が入ったらそこに自分のクレジットが載るので、そこを足掛かりに他の出版社にも営業に行って、なかば道をこじ開ける感じでしたね(苦笑)。

―ものすごい行動力です…!

深澤さん:最初は(雑誌の締め切りである)“校了”も分からなかったり、数々の失敗があったのでこのやり方はおすすめしないですけれど…(苦笑)。 ただ、やりたいと思ったら本当にまっすぐに電話をするとか、誰かに聞きたいと思ったらその人に会いに行くとか、そういう感じでやっていましたね。そうやっている間にだんだん道が開けていって。

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―どうしてそこまでできたと思いますか?

深澤さん:私は高校時代をすごく“個”が問われるようなアメリカで過ごしたこともあって、人と一緒であることを苦手に感じていました。ですので当時から、“自分らしく生きる”ということ、“自由”ということを大切に考えてきて。 会社に入るつもりも初めから全くなかったので、自分の生きる場所を自分で作らなければいけないと思って、振り返ると当時の自分は暑苦しかったですよね(苦笑)。

―なかなか、この仕事に就きたいとか、将来こんな自分になりたいと思っても、難しいと思って初めから諦めてしまうこともあると思うのですが、自分自身を掴んでいくということについて、深澤さんはどう思いますか?

深澤さん:私は、自分の限界を自分で決めない方がいいと思うんですね。誰も未来はわからないから、できると思ったら、自分を信じて、夢を掴んでいくことが大切なんじゃないかなって思います。

―確かに、自分だけは自分のことを信じてあげないと始まらないですよね。

深澤さん:私も美容ライターから美容家に転身する時、他の人とは違うことをやらなきゃと思って著書を出そうと考えました。出版社をいくつもあたりましたが、最初はまったく出してくださるところが見つからなくて。 周りからも「知名度もないし、絶対無理だよ」と反対されていたんですけれど、1年くらい営業を続けて、ようやく(書籍を)出してくださるところが見つかったんですね。

特に20代の読者の方には、本当にそういう自分の気持ちを大切に、やりたいことをやっていただきたいなって思います。それが一番、自分自身が輝く秘けつなんじゃないかと思うんです。

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―お話を伺っていて、なんだか編集部までパワーが沸いてきました…! 最後になりますが、深澤さんにとって「美容」とはどんなものでしょうか?

深澤さん:私の人生にとって美容は、1つは“自分をよく知る作業であり、自分を知るきっかけとなるもの”、もう1つは“女性の人生のあらゆる扉のチャンスを開くもの”です。

やはり自分を知らないとキレイにはなれないと思いますし、女性はキレイになるとチャンスが増えて、自分の願いが叶いやすくなる、と思うんです。

ですので、キレイになることを目的とするよりは、装うことは武器になると考えて美容と向き合っていくと、自分らしい幸せにつながっていくのではないかと思いますよ!

次回は深澤さんに、ご自身のスキンケアのこだわりについて伺った回を6/25(月)18時に公開予定。ご期待くださいね!

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深澤 亜希/美容家

1977年生まれ。幼少期をタイで過ごし、高校はアメリカへ留学。現在は美容家として、「女性は自分に合った正しい美容法を行えば、誰でも必ずキレイになれる」をモットーに女性誌やトークイベントなどで活躍するほか、化粧品会社や、商品開発のアドバイザーも務める。 著書に「白ツヤたまご肌のつくりかた シミのできない魔法の美白ルール40」(三空出版)、「7日間で恋もキレイも手に入る! 魔法の美人プログラム」(大和書房)など。

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