1. トップ
  2. スキンケア
  3. 足をゴシゴシ洗うのはNG!? 足の匂いの原因と匂いに効果的な靴のケア方法

足をゴシゴシ洗うのはNG!? 足の匂いの原因と匂いに効果的な靴のケア方法

  • 2018.5.25
  • 4963 views

足の匂いの原因となる細菌

4月25日放送の「あさイチ」(NHK)では、さまざまな体臭の原因や対処方法を特集。体臭の中でも、年齢や性別を問わず悩まされている人の多い“足の匂い”の原因について掘り下げていきます。

足の匂いの原因はこれまではっきり分かっていなかったのですが、最近の研究で「イソ吉草酸アルデヒド」という成分であることが明らかに。番組では足の匂いを分析するために、群れやすい靴下と靴で1日過ごす実験を行いました。足の指に挟んだ脱脂綿を測定すると、イソ吉草酸アルデヒドが多く含まれている脱脂綿ほど匂いも強力に。イソ吉草酸アルデヒドは、足の角層に含まれるアミノ酸と皮膚の常在菌に、汗が加わることで発生することも分かっています。

匂い治療の専門家・五味常明先生曰く、匂いの元となる細菌は足の角質をエサにして繁殖する性質。角質のケアをしっかり行って、細菌にエサを与えないことが一番の対処法だと語りました。角質ケアの際に大切なのは、軽石などでゴシゴシとこすらないこと。強くこすると角質が厚くなってしまうため、優しく洗って余計な角質だけを取り除いてください。角質をとりすぎることもNGで、肌はやや柔らかいくらいに留めておくことがポイント。視聴者からは「角質ケアって匂いにも効果あるの!?」「今まで強くこすってたかも」「匂いのためにももっと足にやさしくなろう」と驚きの声が上がりました。

匂いを予防するためのムレ対策

イソ吉草酸アルデヒドは高温多湿の状態を好んで繁殖してしまうため、いつも履いている靴がムレないように対策しておくことも重要。細菌にとってムレた靴の中は格好の繁殖場所となるため、靴はこまめに陰干しして乾かしておきましょう。同じ靴を毎日履かずに、2、3足をローテーションすることでムレ知らずの足元でいられます。

靴を乾かすときは、中に使用済みの使い捨てカイロを入れるのがおすすめ。カイロには活性炭などが含まれており、除湿・消臭効果が高いのです。カイロを使わない夏場などは、お菓子の乾燥剤でもOK。小さな乾燥剤を集めて、ガーゼで包んで入れてくださいね。

消臭のために靴に10円玉を入れるという人もいますが、長い目で見ると消臭よりムレの予防に気を使った方が匂いに効果的。靴以外にも、ムレを防止する機能性靴下やウールの靴下が匂い対策になります。

靴が臭いまま履き続けると、キレイな足に匂いが移ってしまうことも。汗をかきやすいこれからの季節に向けて、ムレ対策は万全にしておきたいですね。

文/プリマ・ドンナ

元記事で読む
の記事をもっとみる