2018.04.05

【AKB48卒業&ソロ8年目】 大人になって進化した板野友美『26歳のホンネ』

ソロデビューしてから7年、今回10枚目の最新シングル「Just as I am」の作詞を自ら手がけたという板野友美さん。アイドルという枠を脱し、26歳のひとりの女性として、過去、現在、そして今後と、徹底的に自分と向き合ったそうです。そんな板野友美さんに、『26歳のホンネ』を語ってもらいました!

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「Just as I am」が生まれるまで

最新シングルのタイトル曲「Just as I am」には「自分らしさ」という意味があるので、まずは「自分らしさって何だろう」ということを追求することにしました。そのためには自分を知ることが近道だと思い、自分に手紙を書くような形で、いろんなことをノートに書き出していきました。


今の自分の心境。ソロデビューしてから7年の振り返り。そして今後の自分の人生や仕事、プライベートでの目標について。こうなりたい、こうしていきたい……思いつくことをすべて書き出すことによって、今の自分を知ることができ、将来、今後の方向性も見えてきた気がします。いろいろ考えた結果、“自分らしさ”というのは、自分をよく知った上で「ありのままの自分でいること」なんじゃないかなって思うようになりました。

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自分とのギャップに葛藤し続けた日々

私はSPEEDさんやBoAさん、安室奈美恵さんみたいな歌って踊れるアーティストを見て育ったので自分もそう見られたい、って気持ちが強かったんです。それに対してアイドルって真逆な気がしていて、心のどこかに葛藤がありました。


そう思いながらも、AKB48の活動を夢中でこなしていくなか、念願のソロデビューのチャンスがやってきました。ソロとしてテレビやイベントに出たり、新曲も次々と出させていただきました。しかし、現実はAKB48の活動で精一杯で、ソロ活動の準備に充てる時間が全然ありませんでした。


自分の力不足を感じ、すべてが中途半端な気がして、自分自身がすごくいやになりました。いただいた楽曲を活かせていないどころか、今の自分の100%の力も出し切れていないんじゃないかなって。せっかく夢に描いたソロができるようになったんだから、もっと努力して練習して、いいものを見せたいって気持ちはあるのに、今の状況についていけない毎日。これが今の私の最大限の表現力なのかなって、ずっと疑問に思っていました。もうちょっと時間があれば練習できるのにって。不完全なこんな私を見せたくない……夢に描いたものとそこに辿りつかない自分とのギャップに葛藤していました。そして、AKB48を卒業することを決めました。

AKB48を卒業し、ソロ活動に専念

AKB48を卒業してからはアーティスト活動に専念できるようになり、それに時間を充てられるようになり、考えていたことや、やりたかったことを実行できるようになりました。ソロライブやミニライブをどんどんやって場数を踏み、苦手なトークもだんだんできるようになりました。少しずつ「これだけやっているから大丈夫」と思えるように。経験してきたからこそ、余裕が持てるようになって、少しずつ自信も出てきました。そうしてひとつひとつ階段を登ってきた感じです。

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自分がいいと思うことと、他人がいいと思うことは違う

10代の頃は「こう見せたい」という気持ちが強くて自分の主張を前に出しがちでしたが、今は人の意見を素直に受け入れられるようになりました。例えば、私が「いい」と思う顔も、ひとつの意見に過ぎないってことがわかったんです。自分の顔って見る機会が多いから、他人が見たときよりも気になる部分が多い。例えばほほが気になっているなら、気にならない角度しかいいと思えない。そうすると全部似たような表情になってしまう。


でも、あるとき、自分がいいと思う写真と他人がいいと思う写真って違うんだなって気がつきました。しかもその写真を見てもらいたい人はファンの方や周りの方たち。自己満足じゃなくて、外に向けて発信するものなんだから、いろんな方の意見を聞いていろんな表情を見てもらった方がいいなって思ったんです。


デビューして7年経ったからこそ、見せたい自分も一通り見てもらって、いろいろ遊ぶこともできる。今後はいろんな私を出していきたい、そんなマインドに行き着いたのかなって思います。

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自分らしくいるための2つのルール

自分らしくいるためのルールを上げるとしたら、「いつも自分自身に素直でいる」こと。これはすごく大切にしています。強がって、思ってもいないことを言ったり、自分に対してもウソはつきたくない。みんなに「これヘンだよね」って言われても、自分がいいと思うならそれを言える人でありたい。


人って成長していくに従って、周りの意見に合わせないといけないと思いがちじゃないですか。もちろん社会人としてはそれも大事。でも本心を偽って、相手に合わせてしまうのは違う。たとえ、意見が違っていたとしても、そこで認めあいたい。そういう時にヘンなプライドが邪魔したり、大人の遠慮が出てきてしまうのはもったいないというか、悲しいと思います。


もうひとつ、「すべてにポジティブでいる」こと(笑)。他人のマイナスな言葉に惑わされず、いつまでも少女のような気持ちを持っていたい。小さい頃って、みんなポジティブだったはず。それがだんだん、失敗したくない、つらい思いをしたくないってマイナス思考をするように。でもすべてのことが過去の経験と同じ結果にはならない。だから、失敗やつらいことも恐れず、いろんなことをポジティブに挑戦していきたいと思っています。

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人生で迷った時は自分らしさを

私も26歳になり、この先の人生について、いろいろ考えるようになりました。女性は出産など人生の転機を迎える時でもあるし、これから自分はどう生きていくのか、人生の岐路に立ったときどんな選択をしていくのか、そんなことを考えることが多くなりました。


人生で迷っているときに背中を押せる楽曲になったらいいなと思って「Just as I am」を作詞しました。人生の岐路を選択しなければならないときって、とても迷う。でも、そんなときも自分らしく生きられたらいいんじゃないかって思います。


人と比べて、私って違うとか、周りの方が先に進んでいるような気がして、焦ることもあるかもしれないけど、いちばん大事なのは自分が好きだと思うことをすることだと思うんです。周りに流されずに、自分らしく楽しく歩んでいきたい。みなさんにも、ぜひ、そんなふうに考えていただければいいなって思います。

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▶板野友美オフィシャルサイト



Photographs:Norikazu Hashimoto(f-me)
Styling:Mayumi Ando (Super Continental)
Hair&make-up:Kotoe Hirano(osarecompany)
Writing:Yuko Sakuma
Edit:TRILL

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