2016.03.18

60日間砂糖を食べ続けた映画『あまくない砂糖の話』の監督が語る「カロリーオフの罠に気を付けて!」

糖質ダイエットが話題になるほど、女性にとって砂糖とのお付き合いは難しい。
だって、日本はスイーツ天国。
和菓子もケーキもおいしそうなものが街に溢れているのですから。

甘い物が食べたい!でも太りたくない!
しかし、糖分の摂りすぎは太るだけの問題ではないのです。

映画『あまくない砂糖の話』のオーストラリア出身デイモン・ガモー監督(40)は、自分の体を実験台にして60日間、砂糖入りの加工品を食べ続けました。
その結果をリアルに見せたのが本作。

そこで、砂糖が体にもたらす危険について、来日したデイモン・ガモー監督に聞いてきました。

『あまくない砂糖の話』

出典:photo/Natalie

・低脂肪ヘルシー食品の糖分に要注意!

――ガモー監督は、この映画で自身が実験台になり、砂糖入りの加工品を60日間食べ続けていますが、糖分が体に及ぼす影響に気付いたきっかけは?

デイモン・ガモー監督
「僕も若いときは、炭酸飲料もよく飲み、アイスクリームもチョコレートもよく食べていましたが、妻がヘルシー志向で、彼女の影響で食生活を変えてみたのです。
加工品をやめて、できるだけ自然な食生活を目指したら、肌はキレイになり、体重も減って、明らかに体に変化があったんですよ。
糖分は体に大きな影響を及ぼす、このことをみなさんに知ってもらいたいと、この映画を制作することにしたのです」


――日本でも糖質制限ダイエットが話題になるなど、糖分が体に及ぼす影響はある程度、知識はありますが、監督がこの映画で摂取し続けるのが、巷ではヘルシーと言われる低脂肪の加工品ですよね。そこがショックでした。体にいいと思っていのに。

デイモン・ガモー監督
「これについては綿密にリサーチをしましたよ。すると低脂肪とかヘルシー食品と呼ばれるものは、味が薄くなるから美味しくするための糖質が多めに入っている食品も多いことに気付いたんです。甘いお菓子に砂糖がたくさん使われているのは、みんな知っているでしょう。
でも、実はみなさんの知らないところでも砂糖は多く使われている。だからあえて、低脂肪食品で実験してみたのです」

――60日間の実験でどう体が変化していったかは映画に描かれていますが、本当に驚きました。脳にまで影響を与えているなんて。
実験を終えて、元に戻すのは大変でしたか?

デイモン・ガモー監督
「実験後は、加工品は摂取せず、自然な食品で戻していきました。同じく60日間くらいかかったけど、負担がかかっていた心臓と肝臓はよくなっていったし、体重もほぼ元に戻りましたね。
つくづく食べ物は私たちの体をコントロールするパワフルな要素だと思いました」

・砂糖との上手な付き合い方を教えましょう!

――日本の女性はスイーツ大好き。疲れたときに甘い物が食べたくなることは多いです。
砂糖が体に及ぼす影響はわかるのですが、でも食べないのも寂しい。そう思うことは砂糖に毒されていることでしょうか?

デイモン・ガモー監督
「世界中の人が、疲れたら甘い物食べたいと思っているでしょう(笑)。絶対に食べちゃダメなんてことはないんですよ。
ただ毎日そういった甘い物を食べて、なおかつ、炭酸飲料など甘いジュースなどを飲んでいると、それは体に問題が生じるかもしれない。
気を付けたいのは甘い物を食べる量。そこに気を付ければいいと思う」

――砂糖と上手に付き合っていく方法はありますか?

デイモン・ガモー監督
「一番大切なのは、家を安全にすることです。
部屋のあちこちにお菓子が置いてあったら手が伸びるでしょう。甘党の人がスイーツを絶つと3日目あたりからキツくなると思います。
そういうときはバナナやドライフルーツを食べるといいですよ。繊維と糖質を一緒に摂取すると消化がよくなりますから。
そうするうちに“甘い物が食べたい”という欲求が薄れていくと思います。あとはナッツやアボガドなどでエネルギーを補えばいいでしょう」

ガモー監督が「世界の人々が食生活を改善し、健康になってほしい」と作り上げた映画『あまくない砂糖の話』は見せ方に工夫があり、エンタティメント要素も満載なので楽しみながら学べる映画です。

監督自身のリアルな体験だけでなく、オーストラリアの先住民の食生活の変化や炭酸飲料を飲み続けて歯がボロボロになった少年の姿など、砂糖が人間の体にもたらす影響の大きさには驚くばかり!

また未来を担う子供たちの健康のためにも大切なことが描かれています。

アラサー女性必見の学べるダイエット映画ですよ。

(2016年3月19日より、シアターイメージフォーラムほか全国順次公開)

『あまくない砂糖の話』

映画ライターです。映画関連の情報を発信していきます。

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