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ズボラ女子でもOK!「免疫力を高める」意外すぎる方法3つ

  • 2016.3.8
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“体温を上げると免疫力が高まる”、“乳酸菌を摂ると免疫力が高まる”など、さまざまな免疫アップ法がありますが、これらは日常のコツコツとした積み重ねが大切。もしも週に1~2回程度実践するだけで免疫力が高まる方法があるとしたら……?

今回は、予防医療推進協会の理事長である筆者が、“本当は教えたくない”免疫力が高まるズボラな方法をご紹介します。

 

■1:週に2回は爆笑する

『日本笑い学会』の副会長で現役産婦人科医の昇幹夫氏は笑いの医学的効用を研究し、正しい生き方より楽しい生き方を医学的見地により説かれているちょっとユニークなドクター。

昇氏によると、大阪の演芸場でガンや心臓病の人達19人に漫才や新喜劇を3時間鑑賞してもらい、その前後のNK(ナチュラル・キラー)細胞の活性値を測定したところ、19人中13人の活性値が上昇。その効果は2~3日も続いたとのこと。

クスクスっと可愛く笑うのではなく、大笑いするのがいいようです。

わざわざ演劇場に出向かなくても、テレビでお笑い番組を見たり、大笑いさせてくれる友達との食事を楽しむのもいいでしょう。

 

■2:号泣する

ストレスいっぱいの毎日の中でも、自分の感情を押し殺し、平静を装っている女性は多いはず。“泣きたいけど泣いてなんかいられない”状態ですよね。

忙しさで交感神経が優位になりがちな人も、泣いた後には副交感神経が優位になりセロトニン神経が活性化され、ストレスや悲しみ、痛みを緩和するβエンドルフィンも増加します。

また、ストレスで免疫力が落ちていることは知られていますが、実はストレスによって過剰に分泌されたコルチゾールは涙によって排泄されます。その結果、T細胞やB細胞といった免疫細胞が活性化されるといわれています。

泣きたいだけ泣いた後にスッキリするのには、こういった体内の化学物質の分泌や排泄が関係しているのです。

号泣することによるストレス緩和作用は1週間ほど続くので、週末に悲しいストーリーの映画を観て号泣するのもいいでしょう。

 

■3:時間を忘れるほど集中してみる

仕事でも趣味でもふと気が付くと「もうこんな時間!」ということってありますよね? こうした集中力と免疫力の関係についての研究発表があります。アメリカの研究者セリグマン博士とチクセントミハイ博士によると、時間を忘れるほどの集中状態を“フロー”に入ることで、脳の報酬系が刺激を受け免疫力が高くなるとのこと。

仕事にしても趣味や料理にしても、時間を忘れて集中するとあまり疲れを感じないのは、こうした脳のメカニズムが関係しているのかもしれませんね。

 

爆笑したり、号泣したり、時を忘れて集中したり……と、日常の過ごし方を少し変えてみると、免疫力があがるだけでなく毎日が楽しくなるというオマケつき。試してみてはいかがでしょうか?

【参考】

※ 笑いと免疫能 – 心身医学

Positive Psychology – American Psychologist
【著者略歴】

※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

【画像】

※ Antonio Guillem / shutterstock

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