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「あぶ刑事」映画ヒットならTVドラマ化も? 柴田恭兵の“枯れた老人”は世を忍ぶ仮の姿だった

  • 2024.5.12
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【燃えよ!イケメンファイル】

ドラマ版「舟を編む」も素敵な作品だった

1951年8月生まれ、AB型のしし座さん(C)日刊ゲンダイ
1951年8月生まれ、AB型のしし座さん(C)日刊ゲンダイ

先月までNHK-BSで放送していた「舟を編む~私、辞書つくります~」はなかなか素敵なドラマでした。

三浦しをんの原作小説を連ドラ化したもので、2013年には映画化、2016年にはアニメ化もされた人気作品です。

それをいまさらなぜ連ドラに? と訝しく思っていましたが、ドラマ版では、ある日突然、女性ファッション誌編集部から辞書編集部に異動になった池田エライザ演じる岸辺みどりを主人公に、最初は気の乗らななかったみどりが辞書づくりの魅力にどんどんハマっていくさまが描かれ、さらにコロナ禍や出版不況の話も入れてアップデート、また違う作品として楽しめました。

映画版で主人公の馬締光也を演じていたのは松田龍平でしたが、今回のドラマでは、野田洋次郎が演じました。RADWIMPSのボーカルで本業はミュージシャンではありますが、演技もなかなか達者です。

さらに、編集部で働くアルバイトリーダー天童充役を前田旺志郎、宣伝部の西岡正志を向井理、玄武書房の五十嵐社長を堤真一、みどりの彼氏、昇平に鈴木伸之と、イケメン、ノットイケメン取り揃えていますが、なんといっても注目は、日本語学者でみどりたちがつくる中型辞書『大渡海』の監修者・松本朋佑を演じる柴田恭兵です。

あぶ刑事のユージが戻ってきた!

THEダンディー(C)日刊ゲンダイ
THEダンディー(C)日刊ゲンダイ

最初、柴田を見た時は愕然としました。あらあら、こんなおじいちゃんになって、と。ちなみに映画版でこの役を演じたのは加藤剛でした。昭和のある時期、男前といえば彼の名前が必ず上がるほどの正統派イケメンです。時代劇「大岡越前」でもおなじみです。

話は柴田に戻ります。あのユージがこんなにも枯れてしまうなんて…。そう思いつつも、柴田のおだやかで滋味あふれる演技に魅了され、これはこれでありだな、と。

そう思っていたら、なんということでしょう。あのユージが戻ってきました。

5月24日公開の映画「帰ってきた あぶない刑事」(東映配給)、メイキングを拝見しましたが、横浜の街を疾走するユージはあの頃と変わらず。アクションシーンも完璧、足もどんだけ上がるの!? というほどで、とても72歳には思えません。東京キッドブラザーズは伊達じゃありません。

期待高まるテレビドラマ化

16年公開の「さらば あぶない刑事」は興収16億円突破(C)日刊ゲンダイ
16年公開の「さらば あぶない刑事」は興収16億円突破(C)日刊ゲンダイ

港町、横浜の風景に、スタイリッシュなタカ&ユージがよく似合います。舘ひろしも相変わらずバイクをぶっぱなし、ダンディタカをフルスロットル。こちらも74歳というのが信じられないほど。

2人ともオーバー70で、警察はとっくに定年退職しているのでは、と思ったら、2人で「T&Y探偵事務所」を営んでいる設定。映画がヒットすれば、探偵バージョンでテレビドラマ化も期待できるのでは!?

タカ&ユージのイケメンぶり、まだまだ見たいと思うのは私だけではないはず。日本は憧れられるような素敵な大人の俳優が少ないので、2人には頑張って欲しいです。

それにしても、柴田恭兵の豹変ぶりには驚かされました。ループタイのじじいを脱ぎ捨てて、セクシー大下に華麗なる変身。枯れた老人は世を忍ぶ仮の姿だったのですね。安心しました。

(ボルドー太田/イケメンソムリエ)

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